今日も悪魔と取引せずに、頑張れました。おやつは、あげちゃったけど・・・😅
お中元の季節がやってきた。子どもの頃は、さくらんぼやメロンなどの高級果物や外国のチョコレートなどが送られて来ると、ウキウキして、ご飯を減らしてまで食べていた気がする。そして用もないのに台所に行き、おしゃれな缶に入ったチョコを誰にも見つからないように一粒だけ食べるのだ。秘密を持った大人になったような気分になって、勝手にドキドキしていた記憶がある。
しかし、20代になって、お中元を受け取る側から送る側に変わったとたん、めんどくささも手伝って、お中元文化に疑問を持ち、年賀状を送る枚数と比例して、お中元を送るのも徐々に辞めていった。
50代になった現在、お中元文化を見直し始めている。親が亡くなり、自分が主となってから、いろいろな人に助けてもらう機会が増えてきた。それまでもいろいろな人に助けられてきたとは思うが、親が生きていた間は、親が陰で人間関係を支えてくれていたのだと思う。しかし親が亡くなって、自分自身の力だけで人間関係を構築し、継続していかなければいけなくなったとき、お中元の存在がとってもありがいことに気づいたのだ。お世話になった人にお礼をしようと思っても、タイミングやら何を送ったらいいかなど、なかなか難しかったりする。しかし、お中元ならば、送る時期も決まっているし、何を贈るかもデパートがいろいろ見繕ってくれているので、その中から選べばいいだけだ。非常に効率がよい。感謝の気持ちを伝えるのに、効率が良いというのも怒られそうではあるが・・・。
お中元用の品には、普段スーパーでは買えない高級食材や人気スウィーツ店のお菓子や、ちょっと贅沢なお肉などがたくさん用意されている。それらを見ながら、あの人はこれを受け取ったらどういう顔をするかなとか、喜んでくれるだろうかなどと考えながら選ぶのが、また楽しい。
めんどくさいと思ったこともあったけれど、日本のお中元文化とは、日頃の感謝の気持ちを、堂々と伝えることができ、相手のことを考え、思いやる愛に溢れた素晴らしい文化なのである。
さ、明日は、お中元を贈りに行こう。
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