もう9月! 2021年もあと4ヶ月。 本当に月日の経つのははやい。
ゲーテの「ファウスト」の中の一節に「物事を後回しにするのは、悪魔と取引きするに等しい」というのがあるが、今年は何回悪魔と取引きしてしまったことか・・・。今頃悪魔は大金持ちになっているに違いない・・・・。
ところで、韓国ドラマにまたまたハマっている。
今ハマっているのは3つ。
「賢い医師生活」、「海街チャチャチャ」、そして「青春の記録」の三つだ。
「賢い医師生活」は、病院で働く五人の医師を中心とした日常生活がメインのお話。病院なので、病気の患者さんや手術は当然出てくるけれど、今までの韓国ドラマのような交通事故や記憶喪失などのドラマチックな展開はない。本当に日常が淡々と、温かい視線で描かれている。
「海街チャチャチャ」は、ソウルで歯医者をしていた主人公(女性)が、訳あって海沿いの田舎町に引っ越し、どのように海街に馴染んでいくのか、どのように海街で成長していくのかを描いたドラマ。今まだ2話までの放送なので、これからどうなっていくのかとても楽しみなだ。どの国でも都会と田舎では、近所付き合いの濃さには違いがあるのだということがよくわかる。ソウルの都会では、知らない人からの干渉とは無縁だったが、田舎町では何かと話しかけてくるし、すごく親切だけど、ちょっとお節介に感じてしまう。スパッツをはいてランニングをすれば、下着で外を走っているとお婆さんたちからのお小言をもらうことも。今までとは違う近所付き合い、人との関係に戸惑いながら、どのように主人公が街に溶け込んでいくのか、とっても楽しみなドラマ。
「青春の記録」は、俳優を目指している二人の青年とメークアップアーチストを目指す女の子の青春ドラマ。夢を叶えるために、いろいろなことを犠牲にして頑張る主人公たちの姿に、私も負けてられないといい刺激を受けることができる。
この三つのドラマとも共通しているのが、人間の心をとても丁寧に描いていること。主人公だけでなく、彼らを取り巻く人々にも時にはスポットライトが当てられ、彼らの心のうちを丁寧に、そして優しく描いており、悪者がいないから、気持ちよく見ることができるのだ。
韓国ドラマで悪者が出てくるときは、同情の余地もないほど悪者に徹していて、それをヒーローが成敗してくれるから、これもみていて気持ちがいい。
韓国ドラマは、1話が1時間以上、ときには2時間近くある場合もあり、それだけ丁寧に描くことができるのかもしれない。1話が長い分、こちらも気合を入れてみなければならないので、韓国ドラマを見るときは体力も必要になってくるのだけれどね。
人恋しさを感じる今だからこそ、余計に人間を丁寧に描いた韓国ドラマに惹きつけられるのかもしれない。
こうして、私はまた悪魔と取引きしてしまうのだろうな、きっと・・・。
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