好きな作家・岸田奈美さんの新刊『もうあかんわ日記』を読み終わった。Noteに掲載されているときから読んでいたが、もう一回きちんと読んでみたくて、本を買った。
改めて読んでみたけど、すごいな。岸田さん。こんなにいろいろなことが同タイミングで起こっても、ユーモアを持って語ることができる、考えることができるなんて。
本にも書いてあったけど、ここに書かれているのは、ほんの一部で、書けないようなことも実はいろいろあったと。このあかんわ日記を書くことで、心のバランスを取っていたとのことではあるが、普通ならパニックになって、マイナスの感情に流されそうなものを。
強い人だな。すごいな。
これを読むと、自分の上に起こっていることは、たいしたことないなと思えてくる。まだまだいけそう、と思えてくる。励まされる。
そして、考え方を、違う見方をすることで、どんなことも乗り切れる気がしてくる。
いつもは本を読み終わったら、メルカリに売りに出してしまうのだけど、この本は、バイブルとしてキープしよう。
『もうあかんわ日記』の中で今回特に印象に残ったのは、岸田さんは死んだように寝てしまう日が週に2日はあると書いてあり、それは、脳が疲れて気絶しているからだと医者に言われたとのところ。
おっと!それは私が週末になると起き上がれなくなるのと同じか!
ということは、私の脳も気絶しているのか!!
脳が気絶しているのなら、私にどれだけやる気があっても、それだけじゃどうしようもならんよね。司令塔である脳みそが気絶しているんだもん。
そう考えたら、 しょうがないかと思えてきて、罪悪感がスーッと気持ちいいほどになくなった。 考え方を変えると、こんなにも気持ちの持ち用が変わるのか。
『もうあかんわ日記』。最強。友達にもすすめよう。
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