ボケ防止に毎日やっている脳トレがある。簡単な足し算や引き算などをやるゲームだ。
ひと桁の計算なので簡単なのだけど、油断していると間違える。
間違えるのは、だいたい引き算か割り算。 足し算と掛け算で間違えることはない。
足していくのは二桁でも三桁でもできるんだけど、引いたり割ったりするのは桁が多くなると頭がフリーズしてしまう。
昔、海外のお店でお釣り計算をするときに、引き算ではなく、足し算をしてお釣りを計算するという現場に出くわした。どういうことかというと、例えば、17ドルの商品を買うのに20ドルを出した場合、商品の代金17ドルに、18、19、20と1ドルを一枚づつ足していく。20ドルになったら、その一枚づつ足したお金がお釣りになる、というわけだ。
海外の人は、引き算ができないのね、と思っていたけれど、そもそも引き算ができないと割り算もできないらしい。
特に割り勘の習慣のない海外では、割り算を必要とする機会が著しく少ないので、余計にできないらしいという人もいる。本当かいな。
子どもも足し算より、引き算や割り算でつまづく子が多いらしい。
引き算や割り算て、自分の持ち分が減るので、取られたくないというガメツイ根性が無意識に脳に影響して、脳の働きを鈍らせているのではないかしら。
反対に、足し算と掛け算は、量を増やすことだから、脳も自然とウェルカムな気持ちになって、スイスイと計算できちゃうんじゃないかしらね〜。
計算だけではなくて、洋服やカバンなど、物を増やすことは簡単にできるけど、減らすのはなかなかできない。断捨離するのも一大事。ときめくかどうかいちいち確認しながら捨てる作業をしなければならない。
人間は生存競争に勝つという本能として、増やすことを得意としているのではないだろうか。本能的に貯め込む習性が人間には備わっているのではないか。そう考えると、本能に逆らった行為である引き算や割り算ができないのでは、至極全うなのではないか。
なんて、できないことを正当化しようとしているだけだけどね。
それにしても、増やすことが本能的な行為であるならば、お金を増やすことも本能的に簡単にできていいはずなのに、これができないのはどうしてだろう。
お金に関しては、また別の欲がでて増やす能力を阻害してしまうのか・・・。
足し算や引き算て、哲学の世界だったんだね。
意外な発見でした。
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