「親が子どもにできることは、元気でいること」
これは、韓国ドラマ「海街 チャチャチャ」で主人公が言っていたセリフで、これを聞いた時、なんかドキリとしてしまった。
主人公の歯科医の女性が、歯が痛くて大好きなイカを食べることもできないくらいひどい状態なのに、歯を治そうとしないおばあさんに向けて言った一言である。
最初はお金の問題で治療に来れないのではないかと思っていたけど、おばあさんと話していくうちに、おばあさんはソウルで暮らす息子と心の距離を感じ、生きる気力自体を失くしていることに気づき、主人公の女性はこのセリフを言ったのだった。主人公のお母さんは、小さい時に病気で死んでしまったので、お母さんに長生きして欲しかったという気持ちもあり、このセリフが出てきたのだろう。
そうなんだよね。病気だ、ケガしたというと、何かと子どもに心配かけるし、いろいろと迷惑かけることになる。最悪の場合、子どもの夢を邪魔する存在になってしまうかもしれない。 元気過ぎて子どもにちょかいばかり出しても、それはそれで迷惑かもしれないけれど、元気ならば、多少ほっといてもなんとかなる。けれど、病気だとそうはいかない。
よく「ピンピン、コロリと死にたい」って聞くけれど、これって、ひょっとしたら、親の方だけではなく、子どもにとってもいいのかもしれない。
お金を子どもに残せない分、子どもの夢を邪魔してはいけないと思っている。
そのためには、心置きなく、子どもが自分の夢に向かって進めるように、 親は元気でいなければならないのだな。
最近、更年期のせいもあってか、生きることがどうでも良くなる時があるのだが、ピンピン、コロリと行くために、心身ともに元気でいるようにしなければいけないな。
ドラマを見て、反省したのでした。
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