2021年7月27日火曜日

日日笑好日 ☆☆  一日一個の幸せ発見ブログ ☆☆7月27日(火)の発見:映画「ワンダー」ヴィア

 今日はオギーの姉ヴィアの話。

4歳の誕生日に弟が欲しいと言ったら、生まれた念願の弟。

顔がどんなであろうが、可愛くて仕方がない。念願の弟だし、家族だし、もちろん愛してる。

 でも、それと同時に寂しさを感じずにはいられない。下に兄弟ができれば、ただでさえ親はまだ何もできない小さい赤ちゃんにかかりきりになる。ましてや、オギーは生まれてから何十回と手術が必要な手のかかる子だ。自然と家族はオギーのいる病院にいる時間が長くなる。だから、ヴィアは宿題も病院でやるし、オギーの世話で大変な両親にわがまま言うこともしなかった。ママに世界で一番手のかからない子と褒められた。事情がよくわかっているから、早く大人にならなければいけなかったヴィア。ママに話したいこといっぱいあっても、オギーが呼べばすぐにママは行ってしまう。そんな時も我慢する、ヴィアは本当にいいお姉ちゃん。最初にボーイフレンドに弟のことを話せずにいて、後めたさを感じたりしながらも、オギーが学校で友達ができずに家に引きこもっていた時には、オギーを連れ出してあげる。オギーのことは愛しているけれど、でも、ヴィアは現実もきちんと理解していて、オギーを恐れて離れていく人がいるのもわかっているし、オギーにかかりきの両親に対して寂しい気持ちも隠せない。

 そんなヴィアの気持ちを唯一理解してくれたおばあちゃんも、もういない。親友ともギクシャクしてしまい、寂しい気持ちを吐き出せずにいたけれど、素敵なボーイフレンドができた。よかった、よかった。

 このボーイフレンドについては、私は外見で判断していた自分に気づきとっても情けなくなった。ヴィアはオギーが見た目で差別されているのを見てきているので、外見ではなく、自然と人の心を見る目が養われたのだろう。まだ人種差別が残るアメリカで、黒人のボーイフレンドに最初から全く抵抗がなかったのも、そんな差別の心を持たないヴィアだからだろう。ヴィアだけでなくて、ヴィアの家族全員が、人種って何?て言うくらい、全く気にしていないので、人種問題を絡めていると思ってしまった私自身が、正直恥ずかしくなってしまったのだ。

 人種差別はよくないと口では言っているけれど、この映画を見て、やっぱり心のどこかで気にしている自分がいた。情けない。私はこの映画を見て、ヴィアにすごく心を洗われました。

明日は、いじめっ子のジュリアンについて書きます。

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