何年か前に、予算の仕分けのためのヒアリングで、「2番じゃだめですか?」と国会議員の蓮舫さんが、質問して話題になったことがある。このときに質問を受けた研究者の方たちは、絶句してしまったと記憶している。
オリンピックで、銀メダルや銅メダルを取ったら、謝罪する選手がいる。
どうして1番でなければならないのか。
これは私が子どもの時からの疑問である。
私は負けるのは嫌いだけれど、1番も嫌いだ。
だって、一度でも1番を取ってしまったら、次が大変だもん。
次の時、たとえ2番だったとしても、下がった、悪くなったと言われてしまう。ましてや、1番だと、さらに上という目に見えない目標を自分で思い描かなければならないし、人から追われる立場になる。そのプレッシャーといったら半端ない!
そんなプレッシャーを抱えながら生活していくのは、辛いものがあるので、私は3番というポジションが大好きなのだ。
2番だと、1番に近すぎる。ちょっとした運ですぐに1番になってしまいかねず、危ないポジション。
でも3番だと、人から目標にされることもなく、ちょっとした運だけで二人をごぼう抜きできるわけもない。常に1番というはっきりした目標が見えるので、モチベーションも保てるし、あまり目立たないポジションなので、プレッシャーも少ない。
かといって、3番は悪いわけではなく、しっかりメダルも貰える。こんなにおいしいポジションは他にないと、私は思っている。
もちろん人生最後の勝負となれば、1番狙いも悪くない気はするけれど、人生何十年と生きていくには、3番というポジションは最高なのである。
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